【5限目】拡張機能の使い方

投稿者:クマガイモトツグ
公開日  最終更新日2020/12/29

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TechKidzACADEMY代表 プログラミングインストラクター デザイナー 料理人
小中高校生向けプログラミング教育、教材の開発、企業研修ほか、WEB/アプリのデザイン・開発に従事している
著書に「小学校6年生までに必要なプログラミング的思考力が1冊でしっかり身につく本」「親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK」Amazon1位、 「MA/マーケティングオートメーション 5分でできるMA導入と成功する8つのプロセス」Amazon1位がある

Scratch(スクラッチ)のスプライトとステージとは?

拡張機能についてです。
Scratchは、拡張機能をつかわなくてもプログラミングを学ぶことはできるのですが、この拡張機能を使うと、LEGOなどの実際のもの、つまりハードウェアと連動してプラモデルを動かしたり、パソコンやタブレットのカメラで動きを感知してひとのうごきに連動したプログラム作品を作れたりします。

ここでは簡単に拡張機能の使い方について説明していきます。
どちらかというと応用編になりますので、ここではこんなことが将来できるんだーくらいに思っていただければと思います。

スクラッチの拡張機能は、コードタブの左下のボタンから使うことができます。

Scratch(スクラッチ)の拡張機能ボタン

ボタンをクリックすると、拡張機能の選択画面に切り替わります。
この拡張機能はスクラッチのバージョンアップとともにどんどん追加されていくと思います。

Scratchの拡張機能選択画面

それぞれの拡張機能をクリックすると、専用のブロックが「コード」タブに追加されそれぞれの機能をプログラムに組み込むことができるようになります。

拡張機能が追加されると、一番下に拡張した機能が追加され、それぞれをクリックすると追加された、専用のブロックを使うことができるようになります。

まずは1つずつ見ていきましょう。

音楽

ピアノやスネアドラムなど、楽器を選んで音を出したり、音のテンポを変えたりすることができます。
作曲や演奏がこの拡張機能でできます。

ペン

線をプログラムブロックを使って描くことができます。スプライトにペンのブロックを追加して、移動させることで線が引けます。
色や線の太さも変えられるので、プログラムによるアート作品がつくれたりします。

ビデオモーションセンサー

パソコンやタブレットのカメラやWEBカメラなどを接続して、映し出された映像と連動した作品をつくることができます。
例えば人がカメラ(パソコン、タブレット)の前を通ったら画面上の風船が飛ぶ といったインタラクティブな作品ができます。

音声合成

入力した文字を読み上げる機能です。読み上げる声をねずみや巨人、猫などに変更が可能です。
読み上げる声を猫にした場合、どんなことばでも にゃー にしか聞こえませんが。。
例えば文字をプログラムで読み上げさせて、しゃべる絵本作品をつくることもできます。

翻訳

文字を指定した言語に翻訳してくれます。
上の音声合成と組み合わせたりすると自動翻訳アプリができますね。

Makey Makey

Makey Makeyという、キーボードをバナナやノートなどいろんなものに置き換えることができるデバイスと連動ができます。
Makey Makeyとはどんなものか、こちらの動画が楽しくてわかりやすいので見てみてください。

Makey Makey
https://makeymakey.com/

micro:bit

micro:bitというボード(マイコン)とスクラッチを連動しすることができます。
micro:bitをコントローラーとして扱ったり、microbitのLED表示を変えたりすることができます。
micro:bitも専用のビジュアルプログラミングツールがあり、それを使ってプログラムを作成してmicro:bitにプログラムを組み込むことができます。

youtubeなどで検索すればいろいろと出てきますので、ご興味ある方は調べてみてください。
micro:bitがどんなものかがわかる動画を1つ掲載しておきます。

micro:bit
https://microbit.org/ja/guide/

LEGO MINDSTORMS EV3

おなじみのレゴブロックが開発した、マインドストームというプログラム教材用レゴとの連動できます。
このマインドストームは動物や乗り物など、オリジナルのLEGOロボットをつくって動かすことができます。
学校などの教育機関向けにつくられており、高学年が対象です。

どんなことができるのか公式サイトから動画などでチェックしてみてください。

LEGO MINDSTORMS
https://www.lego.com/ja-jp/mindstorms

LEGO Education WeDo2.0

これもレゴシリーズのLEGO Education WeDo2.0という製品との連動ができる機能です。
上記のMINDSTORMSよりもすこしライトなものだと思っていただければいいかと思います。
いわゆるレゴブロックの進化版という感じでしょうか。
学校などの教育機関向けにつくられており、マインドストームよりも低学年が対象です。

動画を貼り付けておきます。

LEGO BOOST

レゴシリーズのLEGO BOOSTという製品との連動ができる機能です。
上記の2つのレゴシリーズと違って一般家庭での学習用とされている教材のようです。

LEGO BOOST
https://www.lego.com/ja-jp/service/device-guide/boost

GODirect Force & Acceleration

あまり日本ではメジャーになっていないGODirectというデバイスとの連動ができます。
まだあまり情報がないのでなんとも言えませんが、このデバイスがどんなものか、動画をご紹介しておきます。

これでScratch(スクラッチ)の基本操作に関する授業はおしまいです。
ステージ、スプライトの編集方法、拡張機能など、それぞれくわしくは別の授業で説明します。

次は実際にブロックを組み合わせてプログラムを作ってみましょう!

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