今話題のSTREAM教育って何?
今、STREAM教育という言葉が、いろんな書籍や雑誌などで扱われるようになってきました。
STREAM教育とは何でしょう?
これは、今後学ぶべき教育分野の英語の頭文字をとって組み合わせた造語です。
アメリカ発の教育モデルで1990年代から提唱されはじめたそうです。
最初はS、T、E、Mの4つの教育分野をさしていたのですが、そこにAが加わってSTEAM教育となり、そこにRが加わって最近ではSTREAM教育といっています。
STREAMは教育分野の頭文字
S、T、R、E、A、Mそれぞれが意味する教育分野はこちらです。
T:Technology 技術
R:Robotics ロボット工学
E:Engineering 工学
A:Art 芸術(デザイン)
M:Math 数学
上記の6つの分野を学ぶことがこれからは必要になるといわれています。
海外の教育現場ではこのSTREAM分野の強化を意識したカリキュラムがつくられているようです。
日本は2020年度からプログラム教育が必修となりますし、これからという感じですね。
これからどんどん進むAI、ロボット時代においては、最低でもこういった理工学系分野の知識をつけておくべき、そこに加えて少し毛色の違うArt、芸術(デザイン)が加わっています。
いろんなものを組み合わせて新しいものを創り出す、クリエイティブさを学ぶ必要があるということです。
プログラミングは、STREAMの各分野と密接な関係にありますので、プログラムをつかって何かを作ろうとする中で自然と学んでいくことができます。
たとえば、ゲームをつくるのにも座標や重力の計算などがでてくるので数学を使いますし、プログラムを使って車を走らせるときには工学(ロボット工学)の知識が必要になります。
プログラムで何かを表現するときに、画面やキャラクターをつくるのには、デザインは欠かせません。
このように、他の教科の学習に相乗効果があるのもプログラミングのいいところです。
もう10年も前の書籍でダニエル・ピンクという人が書いた、「ハイ・コンセプト」という本の中でも、これからはMBAではなく、MFA(Master of Fine Art)がこれから取るべき学位だと書かれていました。
アートを学ぶIT経営者も多くなっているようですね。
よりクリエイティブさが求められる時代、お子さんたちにもアートを学ばせてみせてはいかがでしょうか。
プログラミングにももとめられるクリエイティブ思考
プログラミングにもクリエイティブさが必要です。
プログラムを学んでいく上で、「こんなの創りたい!」とアイデアを創造するところにもクリエイティブさが培われます。
また、何かを作ろうと思った時に、どうやったらできるか?というプログラムの書き方や命令の組み合わせでの発想力も大事です。
ちいさなクリエイティブの連続が体感できるのもプログラミング教育のいいところだと私は感じています。
アートと似たもので、物事をよりよくみせる「デザイン」という分野があります。
「デザイン」も大事
デザインというと、かっこよくみせるものと思われがちですが、実はそれだけではありません。
企業のロゴやWEBサイト、広告宣伝などを考えるときも、デザイナーという人が関わります。
大きな仕事であればディレクターの方が全体のコンセプトなどを考えますが、その仕事もデザインです。
まずはその企業にヒアリングして、アピールすべき情報を整理することから始めます。
そこで一番よく伝わる見せ方は何か?ということを情報を整理して考えるのが「デザイン」だと私は考えています。
それから、見た目としての「デザイン」が始まります。
日本を代表するアートディレクターの佐藤可士和さんの整理術も、ビジネス上でも役立つ内容が書かれていましたのでご興味あればぜひ。
プログラミングをするときも、作りたいとおもうものを分解して整理して組み立てあげます。
そういった意味でもデザインに似ていますね。
アートとまではいきませんが、このサイトではデザイン、WEBデザイン、デザインツールの使い方も紹介していく予定です。
お楽しみに。
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